| 掲載冊子名:地方債月報3月号 発行所:財団法人 地方債協会 発行日:平成17年3月15日 |
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| 「センター試験とJリーグ」 佐賀県知事 古川 康 | |
この仕事をしているといろんなことを頼まれるのだが、けっこうあるのがこどもに話をしてくれ、というものだ。佐賀県内の中学校では最近「立志式」というのがはやっていて、成人の日近くになるとあちこちのPTAから中学生に何か話をしてくれと言われる。基本的にはお断りするのだが、支持者からの強い要請だったりするとむげにだめですともいえずに出かけることになる。でも何を話してもどうもピンと来てもらえない。そこで、いいたいテーマを決めてそれに即した事例をクイズ形式でやってみた。以下はその紹介。お気軽にどうぞ。 テーマ1 注意してみてみよう Q 信号機にはいろんなタイプがありますがよく見かける横に長い信号機の色の並び方を左から言ってみてください。赤は左ですか、右ですか? ![]() A 赤は右。 当たり前だと思うかもしれないが意外に迷う生徒は多い。道路の右側にある場合と左側にある場合でちがう、と答えた生徒もいた。 このことを確認していて、「ようこそ交通信号機のページへ」というサイトを発見した。交通信号機ファンのためのサイトとしかいいようのないものなのだが、各県ごとに信号機の投稿があって「神奈川県に音響装置のほうでは小糸と京三しか見たことないのですが神奈川県には日本信号の音響装置はあるのでしょうか?」などというマニアックな質問が寄せられているし、ときには「歩行者用信号灯器の中で、歩いている「青い人」はみんな左に向かって歩いているのはなぜ?私の出身地マレーシアとシンガポールではみんな右に向かっているのですが。」といった、気になる質問もある。 テーマ2 身の回りのことに関心を持とう Q セブン・イレブンというコンビニがあります。あの看板を思い出してみてください。7という数字に英語で11を表す単語が書いてあるけど、綴りをきちんといえますか? いえますね。じゃあ、それって大文字で書いてありますか?それとも小文字ですか? ![]() A 正解はELEVEn と最後の n だけ小文字になっている。 これはけっこう有名なので知っている大人は多いと思うけど、子どもはとても喜ぶ。なぜ、こうなっているのか、以前セブン・イレブン・ジャパンに聞いたことがある。いろんな説があるので、と前置きしながら、ひとつの説として、「ただ「ELEVEN」と書くと単なる数字だが、nを小文字にするとデザインになるから」という答えをもらったような気がする。 テーマ3 答えはいくらでもある Q 目の前に砂糖と塩がそれぞれ置いてあります。どうやったらどっちが砂糖でどっちが塩かわかるでしょう。思いつくだけ教えてください。 A なめてみる。焼いてみる。溶かしてみる。いろいろあるだろう。 これは平成16年の佐賀県立致遠館中学校入学試験問題だ。こういう想像力をためす問題はとてもいいと思う。正解が一つじゃないし。ちなみにこれを受験した僕の娘は「アリをつれてくる」と書いたという。 テーマ4 世界への関心を持とう a 韓国 オランダ ブラジル b ドミニカ アメリカ 台湾 c オーストラリア ニュージーランド トンガ これは日本にいる何かのスポーツの外国人選手のグループです。さて、このグループは何のスポーツを表しているか教えてください。 A a サッカー b 野球 c ラグビー これは平成17年大学入試センター試験地理Aに出題されたのを少しアレンジしたもの。 問題そのものは簡単だが、こういう問題が出ているとは知らなかった。サッカーの試合を観ていて親におこられても、「センター試験に出てるんだよ!」といいわけできるというわけだ。 こどもに話をするのは難しいと最近ある先輩首長さんに話をしたところ「自分は年に一度は学校に行ってこどもたちに話をするようにしている。」という返事が返ってきた。その先輩曰く、「こどもたちにわかってもらえることはどこに行っても通用するから」とのこと。 こどもたちにわかってもらえるべく、僕もしばらく修行を続けなければならないようだ。 |