| 第16回差別と人権を考える佐賀県民集会 平成16年9月24日 | |
| 「違うことを認めること」 佐賀県知事 古川 康 | |
みなさん、こんにちは。 人権に関わるあらゆる問題の解決のため、日ごろからご尽力をいただき、本当にありがとうございます。そして、この佐賀県民集会を機に、人権の尊重という人間社会に最も大切なことについて、誰もがともに考えていただくことになればと念願しています。 ひとりひとりの顔立ちが異なるように、ひとりひとりの考え方に違いがあるのはもちろんのことでしょう。私ができないことをある人は軽々とやってのけ、その逆もまたあります。 ものの考え方が違うとき、どうすればいいのか。私たちの社会においては、違いを違いとして認めながら、ではその違いを克服するために、相手の考え方や立場を尊重しながら、話し合い、議論を進めていくことになっています。議論を尽くしてみれば、考え方が近づくこともあります。議論を尽くした上で多数決で決定していくこともあります。 ただ、私たちの社会は、暴力によって物事を解決することを前提とはしていません。つい先日もロシアでテロがあり、何の罪もない人たちが犠牲になりました。話し合うことなく、暴力のみに訴えるような行為は決して許されるものではないと思います。 私たちがめざす差別のない、人権が尊重される社会とは、違うことを認め合う社会であると考えています。そしてそのことは普段からそういう意識を持っていなければ簡単にそうなるものではありません。だからこそ、意識を持っていただくという意味があります。啓発の必要があると考えます。 今回の集会を機にそういう機運がますますこの佐賀県において盛り上がっていくことを期待し、ご挨拶とさせていただきます。 |