| 発行:佐賀県腎友会 佐腎協情報 STK 36 平成16年10日30日発行に掲載 |
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| 難病相談・支援センターの門出に際して 佐賀県知事 古川 康 |
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『佐賀県難病相談・支援センター』の門出に際して一言ご挨拶申し上げます。 本日、九州では初めて『難病相談・支援センター』がオープンすることになりました。 当県のセンターは、他県でこれまでに設置されている施設とは異なり、事務室、地域交流室、研修室、談話室など“ゆとり”を持ったつくりになっており、オストメイトにも配慮した多目的トイレやスロープの設置、段差の解消など“使い勝手”を重視した施設になっています。 難病といっても病気の種類によって悩みや苦しみは異なり、病気の種類・数が多いが故に、「どうやってこのセンターを創りあげていくのか」、センターの立ち上げに際して、いろいろと産みの苦しみがあったと聞いております。ただ、45の特定疾患でお悩みの方、121の難病でお苦しみの方、それ以外の不治の病で闘病生活を送られている方など、様々な病気に罹っている方々が一緒になって、このセンターを舞台にして、「何ができるのか」、「何をしなければならないのか」を共に語り合って頂くことは大変重要なことであり、また、その活動の拠点ができたことは、大変意義あることだと思っています。 これまで県立の施設は、「県が何かをやる」ということでありましたが、このセンターではNPO法人佐賀県難病支援ネットワークに指定管理者を受けて頂いたことも大きな変化であります。これまで、県立の施設は県という行政機関が持っているものであり、公務員が中心になって運営してきました。しかし、このセンターは、県立の施設であり、かつ、“県民立”であります。「県民のためにいかにお役に立てるのか」、「それを必要とされる方にどのようなサポートができるのか」を考え、実現していくには、公務員がやるよりも、難病についての深い知識、御経験、御関心、熱い想い、そういったものをお持ちの方々にお願いするのが、より良い成果を生み出すのではないかと考え、今回、NPO法人佐賀県難病支援ネットワークにお願いすることにしました。これも、新しい試み、初めての試みです。 これを船出にたとえるならば、私たちも辿り着く先を見据えてこの船に乗り込んだわけではありません。ぜひとも、NPO法人佐賀県難病支援ネットワークの方々、そしていろいろなことでセンターに関わりになられる方々が一緒になって、どこに向かうべきなのか、嵐のときにはどうすれば沈没しないのか、ともに考え、ともに行動していただき、そういう荒波を乗り越えることによって存在感のある頼りになるセンターに育てあげていただきたいと考えております。 このセンターには、多くの病気の団体の方々が同居することになりますので、センターの運営についてさまざまなお考えがあると思います。しかし、一人一人の個人、一つ一つの団体では、なかなか大きな声になりません。皆で一緒になっていけば、小さな川の流れが合わさって大きな大河になるように、大きな力が生まれます。皆さんの熱い想いが一緒になれば、毛利元就の三本の矢の訓えではありませんが、それが県を動かし、世の中を動かします。 これまでのご苦労は今日で終わりであり、これから、また、新しいスタートであります。難病患者の方々の苦しみや悩みが少しでも解決されるよう、まさに県民協働で、皆で一緒になって、センターを創りあげていければと思います。 皆様方には、これからが本番であることを申し上げるとともに、今後とも一致団結と徹底的なサポートをお願いいたします。 |