| SAGAんことからこがんことまで 古川 康が佐賀を語ります | ||
| 連載 第6回 ハウスみかん★★ | ||
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PROLOGUE![]() いよいよ店頭に出回りはじめたハウスみかん。佐賀県はハウスみかんの生産量が堂々23年連続日本一。知ってた? ![]() 全国1位なのになんで★★★じゃないのかというと、海苔なら「佐賀海苔○R有明海一番」という他を圧倒するブランドがあるが、ハウスみかんにはそれがないのだ。ハウスみかんの中でも特にいいのだけを集めて特別のブランドにすれば★★★になるのだが。 でも、日本一であることには変わりはない。覚えておきましょう、「佐賀のハウスみかんは日本一です」 SCENE 01 JAからつ本所(旧松浦東部農協) 佐賀県のハウスみかんの主産地は唐津・東松浦地域。要するに県の北部。とくに旧浜玉町が多い。 昭和47年にみかん価格が大暴落したとき、「こりゃいかん」ということで、当時全国でもごく一部の地域しかやってなかったハウス栽培に挑戦することになった。ハウスとなると、もともと平坦地の田んぼにみかんを作っていたことが強みになった。 おいしいみかんづくりの秘訣は「最高のみかんが取れた年の天候を、ハウスの中で再現してやること」らしい。 たとえばいつから温度を上げていつ止めるかという技術は、早く上げてもみかんの木の成長のタイミングと合わないと意味がないという。最初のころ先進地にこういうことを習いに行ってもなかなか教えてもらえず、ハウスの中に寝泊まりして身体の感覚で何度ぐらいというのを経験してきたそうだ。 SCENE 02 加茂さんのハウス ハウスミカンの代表的な生産者、唐津市浜玉町の加茂さんのハウスに行ってみた。ハウスに入るとき、まずチェックされることがある。 なんだと思う?答えは「爪」。そう、佐賀県のハウスみかんはいわば黄色いダイヤモンド。だから、傷つけないように爪はきれいに短くしておかないといけないのだ。加茂さんはハウスみかんをはじめ、かんきつ類を50年も前から手掛けておられ、作られるものはまことにおいしい。お邪魔したときには後継者の息子さん夫婦や小学生のお孫さんが一緒にハウスに入ってくれた。その中で息子さんからこんな話を聞かせていただいた。 「娘が学校の授業で『大きくなったら何になるの?』と聞かれたらしいんです。そしたら娘は『果物屋さんになってお父さんたちが作ったみかんを売りたい』って答えたっていうんですよ。うれしいやらはずかしいやら。」 聞いているこちらまでとても幸せな気分になった。 ![]() SCENE 03 台湾・台北微風広場 佐賀県のハウスみかんは日本一であるだけでなく台湾でも人気になっている。海外に輸出されている佐賀県産の農産物の中でも、ハウスみかんは台湾でのシェアが昨シーズン一番になった。 僕自身も平成19年にアリエル・リンという女優と台北でキャンペーンをしてきた。アリエル・リンは、当時「イタズラなKiss」という日本原作のドラマで人気急上昇中の女優でイベントは大人気だった。 佐賀県産のハウスみかんの輸出用のネーミングとして「J―PON」という名前を使ってやったが、その後日本の特許庁から使用が認められなくなったので使えなくなったのが残念。「Q―PON」という商標はOKだったのになぜ「J―PON」はだめなのだろうかと首を傾げたくもなるが、これはしかたない。 だが、ナンバーワンであることにはまちがいない。台北にある高級食品店「微風広場」でも佐賀県産ハウスみかんを扱っていただいていて、僕が行ったときも何人もの人が買っていってくれた。 ![]() SCENE 04 ナイトバー ハウスみかんはむきにくいということはないけど、実はへたのほうからむいたほうがむきやすいって知ってた? 意外ついでにもうひとつ。ハウスみかんはウィスキーに合うのだ。ウィスキー、しかも、スモーキーな強いシングルモルトのウィスキーを飲むときにハウスみかんをひとつ、ふたつ、つまんで食べるとまことに香しいのだ。2005年にANAの機内誌「翼の王国」の記事でそれを読んでさっそく試してみたが、なかなかいける。ウィスキーにはチョコレートのような甘いものでも合うし、レモンなどのシトラス系の香りも合う。甘さをもったハウスみかんが合わないわけはない。 ぜひ一度お試しを。 ![]() 次回は梨。ここにもひそかな日本一が! おいしい県産ハウスみかんが買える店 ▼県内のお店 予約注文、発送もOK(5月下旬〜8月下旬頃) ○さが風土館季楽 ┗佐賀市大財 TEL/0120-894-151 ○Fruit Garden 新・SUN ┗佐賀市若宮 TEL/0952-36-6650 ○JAからつ産直館「唐鮮房」 ┗唐津市山本 TEL/0955-78-2220 ○JAからつギフトセンター ┗唐津市浜玉町横田 TEL/0955-56-2409 ▼東京のお店 ◆5月下旬から順次入荷 ○サン・フルーツ 日本橋三越本店 ┗1パック(5個S)2,100円(5月9日現在) ○高島屋 日本橋店、二子玉川店、新宿店 ○伊勢丹 新宿店 ○紀ノ国屋 インターナショナル店(青山) ○東急プレッセ 東京ミッドタウン店(赤坂) こういうところで買ってもらうと、佐賀のハウスみかんは売れるという実績にもつながる。 ![]() (西日本情報センター調べ) |
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