| 記者 |
当選から一夜明けた感想は? |
| 知事 |
当選から一夜明けて、今日はもう午前中公務を始めたんですけれども、改めて今回33万を超える票をいただいたということを嬉しく思っています。私は2期目だというふうには思ってませんで、また4月23日から新しい1期が始まるというふうに思っています。これから4月22日までかけて何をどう修正していくのかというそういう日々にしたいと思っていましてそういったことを考えていました。とにかく一夜明けて改めてありがたく感じています。 |
| 記者 |
今朝はまず一番に何をしましたか? |
| 知事 |
朝起きてまず一番にテレビをつけると同時に新聞を取りに行きました。そして報道にずっと目を通しました。それが一番最初にやったことです。 |
| 記者 |
そのうえでのご感想は? |
| 知事 |
改めて30万票という目標を超えることができてほんとによかったなと思いました。もし超えてなかったらなんていいわけしてたんだろうなということを思えば、家族でほんとに良かったなの連続でした。 |
| 記者 |
今朝は何時に起きましたか? |
| 知事 |
6時に。いつも通りです。だいたい選挙の期間中は11時から12時まで選対会議があるんですよ。ことに後半のほうは毎日ずっと情勢報告をやったりするんで、だいたい12時くらいに帰ってきて手伝いに来てくれてる親戚とかもいましたんで、それとまた家族で身内選対会議をやって、それで寝て5時半か6時頃には起きてとにかく8時にはどっかの場所にいってないといけないわけなんで、たとえば太良に8時とかだったら7時前には佐賀を出ないといけないことになるんで夜遅く寝て朝早く起きるっていうことがずっとここ最近身についていまして、ここ最近の習慣で言えばいつも通りです。ここ最近の習慣でなければいつもより早く起きました。 |
| 記者 |
公務っていうのはどういうことをされて、職員の方には何か挨拶をされたりとかどんなことを伝えましたか? |
| 知事 |
まず知事宛メールっていう制度が佐賀県庁にあって、私宛に送られてきた県政に関するいろんなご意見に対して私のスペースがあるんですね。今回選挙だったので告示の前に来た分は、すべて選挙後に回答しますということでずっとためてあったんです。その回答の欄について私が昨日の夜からずっと私のイメージする答えを書いておいたんですがその調整をしました。だから知事宛メールへの回答の調整というのが第一の公務でした。その後、今日の日程の打ち合わせをやって職員には、この22日までの間は1期目の修正をする期間なので、そういう人との打ち合わせをする時間をじゅうぶんに確保してほしいということをお願いしました。特に秘書課の職員や幹部職員に訓示などはしていません。 |
| 記者 |
言葉の確認ですが「2期目と思わず」なんとおっしゃいましたか? |
| 知事 |
「2期目と思わず新しい4年間が始まる」 |
| 記者 |
九州新幹線西九州ルートの件で、佐賀での決起大会でおっしゃんですが、これは知事の責任者としての考え方の流れの一端としておっしゃられたのですが、全員が賛成するまで待つことはできない。議論して賛成反対の意見を聞いてそのあと決めるということだったと思うのですが、どこまでいったら知事が判断決断のレベルに達するのかというその熟度みたいなものは? |
| 知事 |
なるほど。あ、ごめんなさい。私それ新幹線の文脈の中で言いました?私プルサーマルの文脈の中で言ったと思うんですよ。ひょっとしたら私が勘違いして言ったのかもしれません。私が言ったつもりだったのは、プルサーマルについては最初賛成とか反対とかほんとに大丈夫かとかまずは中立の立場でいろいろ議論をしたり聞いたりしてきた、そういうふうなことを述べたつもりだったんです。ちょっとそこは誤解があったのかもしれません。新幹線については賛成反対で議論をして県で決めるってわけにはいかないものなので、あくまでも地元の同意をとってくれといわれているわけですから、同意を取るしかないわけなんですけれども同意をする側にいらっしゃる市長さんに対してはですね、今申し上げたように私の気持ちっていうのは確かにあるのはあります。市民の方が全員の賛成をされるっていうのはなかなかないかもしれません。候補者の立場ではなく佐賀県庁として結局は鹿島の地域にプラスになるようにやっていきたいという気持ちをもってるということをぜひご理解いただきたいなと思っているつもりです。そういったことをわかっていただけるならば非常に難しい判断だとは思いますけれども今回のことについてもご理解いただくということもあるんではないかなと思ってます。賛成反対がいろいろある中で、というのは私はプルサーマルのことについて申し上げたつもりでした。 |
| 記者 |
公開討論会の話もされていましたが、最初に提案があったのは佐賀から鹿島でという提案だったと思うんですが。昨日のおっしゃり方だと鹿島が話し合いを拒否しているような受け止められ方をされる方が多かったのかなと。 |
| 知事 |
いや、そうなんです。そこはそうなんですよ。鹿島でやるっていうふうなことについて鹿島市のほうでもわかったということになったと思うのですが、そもそも私が理解しているところによれば、鹿島のほうはまずその前にいつか私が行ったことに対する謝罪からスタートしなければだめだとか、同意はしないという前提でなければ話はできないとか振興策の話はしないとかそういうふうな条件をいろいろ言われているんですね。公開討論会をやっていくんであればそういった市民の方が関心もっていらっしゃること、あらゆることを私は議題にすべきだと言っています。そういった条件付ではおかしいと言っているんです。だから条件付であれはいい、これはだめっていうことではなくてとにかく無条件でやりましょうよといってるんですね。 |
| 記者 |
まずは鹿島の提案、佐賀でやるっていう提案を受けてからまた鹿島で・・・。 |
| 知事 |
いやいや、それは鹿島でやるってことは鹿島もOKしてるわけですから。とにかく、これはいいです、あれはだめです、とかいうんじゃなくて、一番議論と了解を求めているのは佐賀市民ではなくて鹿島市民なんですよ。だってですね、私今日つくづく感じたんですが、西九州ルートを早くつくってほしいという声ってものすごく多いんですよ。ものすごくくるんです。私のところには。例えば嬉野のかた、武雄のかたをはじめ、ということなんですけど、あちこちのひとから早くやってほしいという声があるんですね。社会資本整備っていうのは、どっかの地域を応援したりすると、そこの地域の人はぜひ作ってほしいといいます。でも直接関係ないところの人はあまり関係ないなあと思われてもそれはしかたないと思うんですね。ただどうやって、早くつくってくれとお持ち望んでいるかたがおられるということを非常に感じています。だからそうした声を受けてしっかりやらなくちゃいけないというふうには思っているんです。そのためにもぜひ鹿島のかたにとって確かにご不便、ご迷惑をおかけすることは事実なんでそこは認めた上でなんですけれども、でもそれだけで終わりじゃないですよっていうことをですね、ぜひご理解を求めていきたいと思うんです。今回太良町で非常に私自身について高い得票を得られましたけれどもちょっと前までは反対されてたんですね。それが実際に同意に賛成というふうに回られるとこれだけご理解いただける、むしろ今の長崎本線がいかに使いにくいかって話を私に言われるんです。こどもが学校から帰ってくるときに特急の通過待ちのために本当は20分くらいで帰れるのに、40分かかってしまう、だから早くそういうふうに自由に使えるような鉄道にしてくれっていう話を私に言われるんですよ。だからそういったこともあるなと思います。だからぜひ鹿島市民の前で無制限で議論をさせていただきたいと私は願っています。 |
| 記者 |
プルサーマルのことで一連の選挙活動の中でおっしゃってたんですが、使用済燃料をリサイクルしたごみをどうするか、国のほうでみえてない、これについて、はからずもプルサーマル先進国になってしまった知事としては国になにか物言うことはありますか。 |
| 知事 |
それはプルサーマルでなければ直接処分ですよね。じゃあ直接処分するところの処理場はあるんですか?(記者:ないです)ないでしょ。だからそれはプルサーマルか直接処分か、ではないご質問をされているんですよね。プルサーマルでそのあとの処分場はどうするんですかという課題はあります。それについては国が作っていくといっています。一方で直接処分するのにもすでにないわけですよね。直接処分するほうが早く処理場を作らないといけないわけですよ。
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| 記者 |
使用済燃料を使ったあとのもの・・・ |
| 知事 |
もちろんそうですよ。ですからそれは使用済燃料を使っていくわけで、使っていく中で小さくなっていきます。最終的な処分場を準備しなくちゃいけないというふうなことについて考えればプルサーマルで使っていったほうが必要になる時期っていうのが遅くなるじゃないですか。今回直接処分でほんとにやろうとすると、もういるわけですよ。だっていますでにもう六ヶ所村に運び出してる燃料があるわけですね。もうプルサーマルやめますってことになると、その燃料どうするんでしょうか。ってことなんですよ。結局答えは帰ってこないんです。だから私は安全でなければならないというのは大前提です。それはそうなんですけれども現実的に考えたときにはそれは私はリサイクルしていくプルサーマルをやっていく、安全かどうかはチェックをしなくちゃならない。国が規制をしなくちゃいけないのはぴしゃっとやってもらわんと困る、それは思います。
よくこんなことも言われたんですよ。あのね、知事さんの言わすこともわかるさて。安全て思いたかさと。でもいろいろ電力会社や国にしっかりしてもらわないといけない。われわれも全部任せるんじゃなくて安全協定なんかもありますんでウォッチしていかなくちゃいけないというふうに思います。だけども地球環境のことを考えていったときにはですね、現実的な選択肢としては原子力と太陽光と風力をやっていくしかないと私は考えています。
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| 記者 |
鹿島市、前回4年前650票に比べ今回11,159という開票数にはどう思われますか? |
| 知事 |
ほんとうに感謝しています。ほんとにありがたいです。これは県議選も同じだったと思うのですが県議選も、鹿島、藤津郡の三候補者のかたとも新幹線に対するいろあいは違いましたけれども、県と話はしなくてはいけないと三人ともおっしゃってたと思います。もちろんその賛成、反対いろいろご意見はあったと思うんですけれども、とにかく話をしなくちゃいけないということと、それによって鹿島にほんとにどうなるんだということを皆さんが考えていただいて、私は鹿島のことを真剣に考えていきますといったことが通じた結果だと思っています。たいへんありがたく思っています。
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| 記者 |
新幹線に対する理解は進んだという実感はあるんですか? |
| 知事 |
あります、あります。入っていくたびにですね、私のところにくるメールも、話を聞いてはじめてよくわかったということをよく言われるんですね。実際に面と向かっていわれることもありますし、メールがくることもありますし、入っていって直接話を聞いていただくと理解が深まるという実感がありました。 |
| 記者 |
理解が深まるというのは賛成と言う意味ですか? |
| 知事 |
そうです、そうです。新幹線が必要だという感じよりもそれはそれでしようがないということくらいの感じかもしれないんですけれども、例えば私のところにこないだきたメールはそれだけ鹿児島ルートが開通すると非常に便利になるんならやっぱり佐賀県や長崎県が今のままでいいってことにはならないかもしれませんねと。やっぱり鹿島まで特急が走るということをご存じない方がすごく多いんですよ。とかですね、あとほかの振興策も一生懸命やっていきますからということも初めて聞いたみたいに言われることもありますし、そういったことについての理解は直接お話しすると深まっていると思っています。
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| 記者 |
新しい任期の豊富をお伺いしたい。 |
| 知事 |
新しい任期がはじまったらまたその時点で正確に申し上げようと思っておりますけれども今回の選挙中にお約束したこのマニフェストを実現することこそが私の4年間の最大の仕事だと思っています。
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| 記者 |
投票率が最低だったんですがそれについてどう思われますか? |
| 知事 |
残念ですね。現職と新人の一騎打ちということで関心が低くなるということはある程度やむを得ないふうに思います。他の県でもだいだいそういう傾向になっておりますので、ただこういう審判を受ける側としてはですね、非常に残念に思います。だからといって私が誰か候補者を立てるわけにはいきませんので、それはどういう組み合わせであろうとより多くのかたに投票していただけるようなそういう政治をやっていかなくてはいけないことかと思いますけれども。とにかく残念でありました。
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| 記者 |
投票が終わる頃、唐津から佐賀へ?唐津は最初から決まってたんですか? |
| 知事 |
最初から決めてました。事前のいろんな情報をこちらもとっていましたのでだいたい9時前くらいには場合によっては当選確実の一報がもたらされるだろうということで、その瞬間には唐津にいようと思ったんです。前回はまず佐賀にいてそのあと唐津に行ったんです。ずいぶん遅くなったということがありましたんで今回はまず唐津に先にいって、先日以来申し上げておりますように、今回30万票というのを私の陣営としても目標にしておりましたんで、30万票の突破はずいぶん時間がかかるだろうと思ってましたので、30万票突破するときには佐賀にいようというふうなことで計画を組んでいました。
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| 記者 |
むこうではやっぱり万歳されましたか? |
| 知事 |
むこうでは万歳しています。 |
| 記者 |
それからもうひとつ。確かに30万票いったんですが一方平林さんも87,000票。これはどうご覧になりますか? |
| 知事 |
私に来たもの以外は全部平林さんに行くんで私は10万超えると思っていたんです。私が30万票とみていて30万票対10万票くらいのイメージかなと思っていたんですね。それが投票率がイメージよりもちょっとよかった部分もありますけれども私が3万票くらい乗った分平林さんがその分だけ少なかったということかなと思ってます。だいたい他の今回の知事選挙の現職または現職の後継のような人対共産党が押しておられる候補の一騎打ちっていうのを見てみるとだいたいみんな80:20の得票率になっているんですね。今回の場合は私もだいたいおおむねそんな感じなんでそんな感じかなというように思っています。
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| 記者 |
それはしかし10万票超えるとは、かなり批判票を入れた人がいるということをご自身もお感じになりますか? |
| 知事 |
そうですね、やっぱりよく報道していただいてるようにプルサーマルとか新幹線とか県民世論が分かれることをやってきてるんでそれに対する投票行動として平林さんのほうへ行くだろうとある程度予測はしていましたんで、その意味では得票率75%というイメージをおいてたんですけれども、それぐらいいけばいいかなという感じだったんですかね。 |
| 記者 |
知事も前からマニフェストは一生懸命されてたんですけれども今回のマニフェストをうちだして話した反応が、それともう一歩選挙戦として平林さんと関係があるんですけどね、争点がどうしてもプルサーマルとか新幹線というだけになってしまって、どうもやっぱりそのへんがあいまいになったという感想を持ってしまうんですがどうご覧になりますか? |
| 知事 |
争点と言うのはたぶんおひとりおひとりの有権者が自分の中で何を判断基準にして選ぶかということだったと思うんですよ。だから争点はおひとりおひとりの心の中にあったと思ってるんですよ。常にそうなんだと思うんですよね。多くの人が同じようなことがらを判断基準に、たとえば前回の郵政選挙のような感じのときには郵政とか改革とかいうものを多くの方が判断基準にされたんだと思います。今回はプルサーマルだとか新幹線というのもひとつの争点である判断要素ではあったと思うんですが、それだけではなく判断されたかたが多かったんだと思います。今非常に地域経営が難しい時代になっています。そういう中で行政改革もやっていかなくちゃいけない一方で新しい産業も育成していかないといけないそうした非常に難しいのを両立させていくについては私はいわば改革の技術というものを必要だと思っているんですね。やっぱりそうしたものをもった人が県政の責任者をやらないといけないというふうなことをわかっていただいたんではないかなと私は感じていますけれども。
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| 記者 |
マニフェストはどうですか? |
| 知事 |
マニフェスト自身の話を聞いてくれた方には非常に響いたと思っています。実際にはマニフェストそのものはまずは告示前にマニフェストキャンペーンという名前で60回3,000人のかたにお話させていただいたんですね。そのあとに今度は告示に入ってから手配りでどのくらい配ってますか? 1万ですかね?手配りで1万はいっていると思います。新聞の折込で入れた部分もあってこの部分をどれだけみなさんが見ていただいたかどうかこれから検証してみないといけないのかなと思っています。やはり思ったのは私自身が作ったものと、ビラにしたものというのはやはり違うものですからね。国政選挙並みに規制を緩和していただきたいというのは率直に感じました。もっともっと多くに人が政策に関心を持っていただけるようにしたいというふうには思いました。
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| 記者 |
具体的にはA4表裏の1枚ではなく冊子でいいよということ? |
| 知事 |
やっぱりより多くのかたにもちろん折込広告もそれ相応の効果はあるんだと思うのですが実際には本当は誰かが誰かに手配りで配るほうが伝わりやすいと思うんですね。それが例えば支持者にお渡ししてこれを配っておいてくれというやり方ができないわけですよね。それがなかなか浸透という意味ではじゅうぶんじゃなかったかなという気がしています。
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| 記者 |
今回県議会で自民党の現職が落選されてるケースがあるんですが議会については知事はどういうふうにご覧になっていますか? |
| 知事 |
よく整理できていないのでわかりませんが確かになかなか非常に多くのかたが替わられるな、現職でおられるかたもいらっしゃいますし、もちろん新人のかたも入ってこられるわけでそれはもうちょっとしばらくじっくり自分なりに考えたり、また県議会の議員さんのご意見も聞きたいと思っています。 |
| 記者 |
目標としてた30万票を超えて、昨日のインタビューでは満点だったといわれていましたが今冷静に振り返ってみてご自身の目標を達成したいわば勝因はどういう部分だったと思われますか? |
| 知事 |
大きく二つだったと思います。その前提としては私は何をやりたいかというマニフェストをきちんと示した。それを実行しますと言ったことが前提にあると思うのですが、それを別にした戦略とか戦術的な面から言えば、まず一つは前回と大きく違ったなと思うのは、推薦の関係でした。自民党、公明党からのご推薦をいただいたことに加えて、農政協議会をはじめとする団体からご推薦をいただいています。とくに農政協議会は前回はなかなかしっかりしたご支援はいただけませんでした。特に農村部を回るときにはずっとJAの支所にいろんなかたを集めてお話を聞く機会をつくっていただいたんです。やっぱりこういう各政党の支援や農協団体をはじめとするいろいろなかたがたの推薦があったことがまず力強さとしてあったということを感じました。それが1点です。
二つ目が、ただこれだけだとどうも30万票はむずかしいのではないかというように思いました。というのは大会というか大きな箱に人を集める大会をやっても集まらないんですよ。で、後半になったら増えるかなと思ったのですがそれでも集まらないんですね。この状況がずっと続いていったときにそうやってご推薦いただいてる団体なんかはそれはそれでありがたいわけだし、ずっと浸透はしていってるのだろうとは思いましたけれども、わざわざ足を運んでいただくようなところまではいってないな、そうなるともっと別のところを考えてやっていかなくちゃならない、そう考えて後半の2〜3日はもう集中的に新興住宅地や団地をずっと回ってました。そこでとにかく辻立ちをやるってふうに方法を変えていったんです。私はそれが非常によかったのではないかなと思っています。もともとそこに誰かいるかよくわからないって場所での辻立ちというのは非効率だと一般には言われています。ですけれども私はスタッフと一緒に回るときにですね、今から辻立ち始めるけれども、とにかくまったく反応がゼロでもそれで普通、と。ひとり誰か出てきてくれたり窓を開けてくれたら成功、二人以上そういったのがあったら大成功と思ってくれといって始めたんですね。実際やってみるとかなり皆さん出てきていただけるんですよ。それとか、始まって1〜2分するとそうっと窓が開くんです。この、そうっと窓が開くって姿ってものすごく嬉しいんです。とにかく話を聞いていただいている手ごたえっていうのを実は後半の2〜3日にものすごく感じました。しゃべり終わった後、ずっとこう、その団地の中を歩いたり、車で回ったりしていくんですけれども、そうなるとけっこうみんなが出てきてくれたり窓を大きく開けてくれたりとかするってことがありました。推薦団体、推薦政党がしっかりしてくれた部分と最後の部分はいわばゲリラ的に辻立ちを回数を多くしてやったというこの二つが30万票を生んだと思います。
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| 記者 |
そういった団体の多さはしがらみになるっていうのはお感じにならなかったですか? |
| 知事 |
例えばやりたくないことを、やるべきでないことをやれって言われたときに、初めてしがらみってことになるんだろうと思います。私はこれまでの4年間もその前の選挙のときでも応援をしてくれた団体というのはそれなりにはいたわけですけれども、何か自分が仕事をするときにそういった人たちから無理無体なことを言われて困った経験はありませんでした。これから特に行政の透明性が要求されますから、そういう無理無体なこととか違法不当なこととかをするっていうふうな時代ではないと思っています。もちろんそうでないような時代にしなくてはいけません。例えば、農業の関係者のかたや農家のかたとたくさんお会いします。実際にいろんな声を聞きます。そうするとやっぱりやらんといかんなと思います。それは推薦を受けたからというわけではなくて、実際に農家のかたと接して、農業がちゃんとできるようにしっかりやらなくちゃいけないという気持ちになるのは事実です。それはしがらみではなくてやっぱり私が政治家としてまた責任者としてやらなくてはいけないことだと感じています。
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| 記者 |
農業団体と距離をおきたい農家、組織に入れない声を大にできない県民もいると思うんですね、特にプルサーマルとか新幹線の問題もあって組織を通して自分の主張ができない人が多いと思うんですけれども、そういったかたたちに対してはそういうふうに意見を聞こうと思われますか? |
| 知事 |
農業の関係ではなくて?それは別ですね?
例えば農業について言えば減農薬、無農薬とか有機とかそういったものの農家の数を1/3以上にしますって言ってます。こういったことに取り組んでおられる農家のかたというのは農協と距離を置いておられるかたも多いんです。また輸出に挑戦するかただとか、そういうアグレッシブな農業をやっておられるかたっていうのは農協と距離を置いていらっしゃいます。そういった方に対してはそういった方に対する目線視線を送っているつもりです。またプルサーマルなんかについてはそういう団体との関係なんだと思いますけれども、私の支持者の中にもプルサーマル反対のかたもいらっしゃるんですね。それはわかっているんです。古川の支持者だからなんでもかんでも賛成ってことじゃなくて、このことについては異論があるのは別にプルサーマルに限らずいろいろあると思います。NPOとの共同ということについても、いかがなものかとおっしゃるかたもいらっしゃいますし、さまざまなご意見あるんですけど全部が全部賛成されることはないと思うんで、とにかく今までもそうでしたが耳をそばだてて話を聞くってしかないのかなと思っています。
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| 記者 |
抽象的な質問なんですが4年前の前回の選挙に比べて今回の一番大きな違いは支援団体の規模と数が全然違う、もうひとつは現職っていう知名度という強みをもっていらっしゃる、そういう意味で選挙戦をされてて、私個人的には30万票を目標にされているっていったのはおそらく前の運動のひきしめっていうか、選挙運動が上っ面だけで流れていくのを知事ご自身が危惧されたのかなと、私はそういうふうにみてるんですけれども、そういう運動で33万票、得票率でいうと70%を超えるという圧勝ですけどね。 |
| 知事 |
70%を超えるっていうか80%といってほしいんですけどね。 |
| 記者 |
そうすると一方で有権者と乖離するような危惧はお持ちなんですか?内部の引き締めがなければならないほどけっこう優位な選挙戦をやってこられたっていうね、ことでなんか一般有権者と乖離する危惧がなんか・・・。 |
| 知事 |
6割を超えるかたが投票所へ足を運んでいただいた、そしてそのうちの8割くらいのかたが古川康を書いていただいたわけですよね。それのどこが遊離しているのか私にはわからないんですけどね。私は皆さんがわざわざ投票所に足を運んで私の名前を書いた、そしてしっかりやれ!といっていただいたと思っています。 |
| 記者 |
さっき予測として平林さんが10万票、実際は87,000票ですが、そのへんはプルサーマルとか新幹線に対する批判が思ったよりも弱かったというそういうふうな考え方ですか? |
| 知事 |
そこが思ったよりも弱かったっていうピンポイント的な答えになるとは思いませんが前々回の井本知事のときにも7万何千票か共産党のかたがとっておられたんですね。そのことを考えて今回、民主、社民が自主投票です。さらにはプルサーマル、新幹線そういったものがあるなと思うと、あと2〜3万乗っても不思議ではないと思ってたんですね。民主党が相乗りしないという戦略を立ててから以降の知事選をみると、もっと厳しい状況60%台しか現職がとれてないというケースもありましたので、そういったのをみると本当に75%以上とれるかどうかってことは正直不安は不安でした。
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| 記者 |
民主党が候補を出さなかったことについてはどうお考えですか? |
| 知事 |
他の政党の事なのでまあ、どこも他は他ですけれども、また別の戦い方になっていたのかなという気はします。少なくとも30万票が目標だって感じにはなってなかったというふうに思います。でも今回は出さなかったということなので。それ以上のコメントはごめんなさい。
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| 記者 |
今後マニフェストを進められるということですが、マニフェストをつくろうがつくるまいが最初から県の施策として決まってたのはどれくらいあったんですか? |
| 知事 |
今までやってきたやつはそうですね、プルサーマルにしても新幹線にしてもそうですね、例えば校庭の芝生化だとか、ハイブリッド車の数を2倍にしましょうとか太陽光発電のトップランナー・・・トップランナーは大きな計画は新エネルギー計画の中に書けてましたけれども4年間でこうするとは書いてありませんでしたね。ちょっと記憶にはありませんが私現職ですから基本的に政策に反映させるつもりですけれども。ごめんなさい。イメージだけでいえば半分くらい入ってないんではないかなと思っています。 |
| 記者 |
33万票とられたわけですがもうちょっとで有権者の過半数をとれたとも思うんですがそのへんについてはどうお考えですか?
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| 知事 |
あとで考えました。そうだったな、正直言ってここまでとれると思ってなかったんで今から思えばもうちょっとあればなって数字みたら思いました。ですけどもう私たちは目標にしてた30万票を1割超える結果が出てそれはそれで満足です。ほんとに満足です。 |
| 記者 |
数字にこだわった理由は? |
| 知事 |
最近の相乗りしない知事選において現職の知事が弱いという状況があったのと今回のプルサーマルとか新幹線とかの個々の地域課題を考えたとき得票率75%に届くのかどうかということを非常に危機感として持っていたということです。 |
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