![]() 古川 康の自治省時代から知事になる前までの執筆をご紹介します。 |
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| 平成12年11月 長崎新聞 | |
| 祝 辞 新世紀はインクの匂いとともに | |
| 長崎県商工労働部長 古川 康 | |
「新聞ランナーの集い」が今年もこうして県下各地で開かれることとなり、心からお祝いを申し上げます。 「しま」が全体の44%を占める長崎県を主な販売区域とする長崎新聞は、県内のすみずみまで届けられるためには、ほかの県紙にも増して大変な努力と工夫が必要となって来ます。 そしてその中核を担っていただいているのが販売センターの皆様方で、その皆様方に支えられて長崎新聞が読者の手元に届けられていることに対して、感謝とそして誇りを感じているところです。 新聞はただ情報だけを運んでいるのではありません。「情報」に編集や整理といった「思い」が加わり、それが一人ひとりの読者に対し、すり減ったタイヤに乗って運ばれることによってはじめて成り立つ、いわば作品ともいうことができると思います。 今後、IT革命により情報入手の手段はより多様化していくとしても、こうした新聞の持っている魅力はこれからも決して失われることはないと信じているところです。 「地域の発展はまず己を知るところから」とよくいいます。長崎県をますます発展させてゆくには、そしてその中で自らがどういう役割を果たし得るかいついては、やはり地域の情報を知ることから始まると思います。 一人でも多く、長崎のことを深く知る人を増やすために払っておられる皆様方の努力に対しても、心から敬意を表する次第です。 ところで阪神の野村克也監督と「巨人の星」の主人公・星 飛雄馬、この二人の間に野球以外の共通点があるのをご存知でしょうか。 実は二人とも新聞少年だったのです。昭和20年代から40年代にかけては、彼らに限らず、こうした新聞少年たちが新聞の配達をしておりました。私も昭和40年代に中学生だったころ、牛乳配達をしており、当時、同級生の一人は新聞配達をしており、朝、よく顔を合わせたものでした。 時は流れ、今は皆様方のように大人の従業員の方が中心となっておられると伺っていますが、きっとこの仕事に携わっておられる皆様方は、読者の期待と感謝を背に受けて、少年のように輝いておられることと思っております。 いろいろな事柄をはらみながらも、いよいよあと一ヶ月余りで21世紀を迎えます。この新たなる世紀の幕開けを、真新しいインクの匂いと共に迎える幸せをかみしめながら、皆様方へのごあいさつといたします。 |