Vol.122 2006/8/12

放送を聴けなかったあなたへ、もう一度聴きたいあなたへ
オンデマンド放送中!

ゲストは、佐賀県川副町出身、カリスマCMクリエイターの岡 康道(やすみち)さんです。
 
パーソナリティyasushi氏
佐賀県生まれ。
卓越した好奇心で「どうでもいいこと」(雑学)を探求する達人。
雑学王である。プライベートで外国に行った際、英語が上手いのでインド人に間違えられた。(なぜ、英米人ではなくインド人かは今でも謎。)
人間を信じる、大切にする。優しさ、先見性、決断力、ユーモアがある。日本各地に幅広い古川ファン層を持つ。

パーソナリティ yasushi氏のアフター ザ ブレイク 

前に岡さんとは仕事の関係でお時間をとってもらったことがあって、そのとき以来だったのだが、とてもすてきなお姿と魅力的な話の内容は変わりがなかった。
日本の広告は有名タレントにモノを持たせるだけの退屈な表現といわれてはっとした。
たしかに、有名なタレントなしにそのものの持つ力を訴える広告をあまり見ないからだ。その点、岡さんの作品をいくつか見ていると、JR東日本の広告みたいに、そのことに果敢に挑戦しておられるものもあるなという気がする。でも、そうではない、有名タレントに依存するものももちろんないではない。これは会社の意向なのだろうか。作品としてのクォリティはいずれも高いけれど、好きかどうかでいえば、有名タレントの出てこないほうがより商品の持つ力が表現されているような気がする。
前に時間をとってもらったというのは地方分権改革のことだった。なかなかわかりにくい内容である地方分権改革を国民に理解してもらうにはどうするのか、ということで相談したのだった。岡さんからの指摘は僕なりに解釈するとこういうことをおっしゃっていたように思う。

◆日常生活にあまたの情報があふれる中でそのことに注目してもらうには「事件」を起こすしかない。たとえば、イベントひとつやるのにも武道館みたいなところでやらずに箱根の山中でやってみせるとか。
◆ 何か予定調和的なものの延長で物事を運んでいくのではなく、ある意味で違和感のある、ざらつき感のあるものを世の中に向かって提示していくことこそが求められているのではないか。
◆ そういうことをしていかないと、注目を浴びない。中身を丁寧にという前にまず振り向いてもらうこと、そこがポイントではないか。

なかなか、実現できていないけれど、とてもいい視点をいただいたと思う。
その意味では、既存の広告代理店と一線を画した「タグボート」という会社の設立もひとつの「事件」かもしれない。これからも岡さんに「わくわく」したい。

今日の一曲
「朝刊」 アーティスト 「さだ まさし」  

さだまさしのひとつのパターンとしてのジョーキング・ストーリー・テリング・ソング。
僕は古いものしかしらないが、「関白宣言」、「朝刊」、さらにいえば、「雨やどり」もそうなる。
この曲は昭和50年に発表された。とても新鮮な曲で友達が持っていたテープをダビングして聴いた。その後、テープがどこかに行ってしまったのでいつか機会があったらエアチェック(なつかしい表現!)しようと思ったけどなかなかラジオで聴くことがなかったのでそのままになっていた。
「朝刊」で印象的だったのは発表されたときのさださんのコメントの中に「なんで巨人を負けさせたんだろう」というのがあったことだ。これでさださんは巨人ファンなんだということを知った。(でも、その後、長嶋監督の解任に抗議をして巨人ファンをやめたといううわさもある)。
そして今回この曲をオンエアするに当たって、いろいろ調べ物をしていたら、この「朝刊」、実は当時は放送禁止になっていたらしいということも知った。
この曲の中で流れる「交通情報」がまぎらわしいという理由だったよう。
まあ、いろいろあるもんだ。
ディレクターAyu嬢のアフター ザ ブレイク

岡さん、素敵な方でした。私も知っているあんなCMやこんなCMを多く手がけている方、CM界のカリスマ的な方と聞いていて、かーなーり身構えていましたが、すごく気さくな方でした。そしてスーツの似合うかっこいい方でもありました。
かっこいい50代の男性というと、これまで石田純一さん的なイメージ(素足にローファー?)しか持っていなかった私でございましたが、岡さんに会って自分のアサハカさをつくづく感じました。ほんなごてがばいかっこよかですよ!
webmasのアフター ザ ブレイク

身長183センチ、スポーツで鍛えた体を包むのはスーツ。
仕事のとき岡さんは必ずスーツを着るそうです。
「サイズがなくて選べなかったから、自然とスーツになっただけ」と岡さんは言いますが、CMづくりに対する姿勢がそのまま現れているような気がします。
大きな客船さえ、引くことが出来るタグボート。これからも日本の広告業界をリードしていって欲しいです。

Ayu嬢とwebmasのイラスト : 漫画家 田中むねよし氏