Vol.81 2005/10/29

放送を聴けなかったあなたへ、もう一度聴きたいあなたへ
オンデマンド放送中!

今日は、コリアレポート編集長 辺 真一さん(前半)でした。

パーソナリティ yasushi氏のアフター ザ ブレイク
辺真一(ピョン・ジンイル)さんは、ついつい引き込まれる不思議な魅力の方だった。話が上手ということもあるだろうし、テレビやラジオのインタビュー慣れということもあるかもしれないが、それ以上に言葉には出されないけども苦労されたであろう辺さんの人柄が出ているような気がした。
「南も北ももうひとつの祖国なのです」「愛情を持って批判する、ということで厳しいことはうけど敵をつくらないようにしています」「いつの日か南北朝鮮が鉄路でつながり、佐賀県と朝鮮半島もトンネルでつながれば、佐賀県がその玄関になります」などなど心に響き渡るいいお話をしていただいた。
「北朝鮮が原子力発電所を攻撃する可能性というのはどれくらいあるのでしょうか」というぶしつけな質問にも「元工作員から私が直接聞きましたが、狙ってない、実際に不法入国して近づいてみたけど、管理が厳しくて実際は無理だということがわかったという返事でした。私もないと思います」と答えていただいたり、「北朝鮮がテロで日本を狙うという話がありますが、個人なら動機なき殺人というのもあるかもしれないが、国家がそうすることはありえないと思う。ただ、先制攻撃でやられたら、反撃する、ということはあるかもしれませんね。だからこそ、そうならないように、きちんとした関係を築く必要があると思います」と、まっすぐに僕を見ながら、きちんとした答えをしていただけたのも大変うれしかった。
そうそう、佐賀県鳥栖市出身の孫正義さんとは辺さんは大の仲良しらしい。そのことを言い忘れたので、ぜひリスナーに伝えておいてほしいということだった。

今日の一曲 
「FRIENDS AGAIN」 FLIPPER’S GUITAR
CD番号PSCR−5282


小山田圭吾と小沢健二の二人によるもはや伝説となったユニットであるフリッパーズ・ギターの曲。フリッパーズ・ギターをを聴きはじめたのは岡山県時代だった。残念ながら、僕が先に見つけたというよりは、世間ですでに認められていたころだったと思う。
岡山にフリッパーズ・ギターのプライベート応援団をはじめたという告知を、なんかで見て、それにも入った。そもそもこの手の組織ってどんなふうに動くのか、興味があったからだ。けっこう、そこそこ会報は出続け、ときどきオフ会のようなものが企画され、僕もときどき顔を出したりした。たとえば、ベン・フォールズファイブやサニーデイサービスを教えてくれたのもこの集まりで、それはその時代としてはずいぶん早いほうだったと思う。

この「FRIENDS AGAIN」は、当時のフリッパーズ・ギターの持つポップな面と実験的な面のうち、ポップな面が強調されたいかにもシングル向きの曲。
シングルだけをあつめたCD「シングルス」の冒頭をかざる曲で、フリッパーズの世界へようこそ、という気になる。いまでも時代との向き合い方がこんな感じになっているユニットってあるんだろうか。
たとえば、ハナレグミはどうだろう。中村一義とかも。
ディレクター Ayu嬢のアフター ザ ブレイク

辺真一さんのお話で一番印象に残っていたのは、「批判をする時は愛情を持ってやる」という言葉でした。そういう姿勢が、複雑な歴史的背景を持つ朝鮮半島問題を語る辺さんへの信頼につながっていくのでしょうね。
「アフターザ対談」のこぼれ話ですが、なんとあの孫正義さんと辺さんはお付き合いがあるとか。2人の時はどんなお話をされるんですか?って聞きたかったのに、聞けなかったことが悔やまれます。
webmasのアフター ザ ブレイク

辺 真一さん、気難しいかたなのかしらと思っていたんですが、とてもユーモアがあってお話も引き込まれる素敵なかたでした。
ゲストがお見えになった瞬間は、一番緊張する時です。お部屋に入ってこられたその瞬間、ゲストのお顔や言葉にみんなの神経が集中してると思うのですが、それが笑顔で優しい言葉だったときは本当に緊張がすっと解けます。

辺さんは、そういう意味ではほんとうに楽しい収録時間でした。

Ayu嬢とwebmasのイラスト : 漫画家 田中むねよし氏