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Vol.75 2005/9/17放送
今日は、観世流能楽師 梅若 六郎さんでした。

パーソナリティ yasushi氏のアフター ザ ブレイク


梅若六郎さんは能役者だ。室町時代からつながっている能を継承・発展させておられる方だ。佐賀県には去年の秋、吉野ヶ里で薪能「羽衣」を演じられ、そのときにはじめて御目にかかった。

今回、スタジオで向かい合ってお話をさせていただいたが、発音がとてもきれいで気持ちよかった。
しかも目がまっすぐだった。お話をされるときにもまったくぶれない。ぴたりと空間が止まっている中での対談だった。いつまで話をしていても飽きない。能には「時分の花」(若いときのいっときの魅力)と「まことの花」という言葉がある。まさに、「まことの花」を感じた。

能はわかりにくいという人がいる。たとえば、映画「望郷」の監督ジュリアン・デュヴィヴィエは「能は懲役と同じだ」というようなことを言ったという。でも、去年吉野ヶ里公園で梅若六郎さんが舞った「羽衣」は月の光と薪の灯りに照らされながら実に美しい動きを堪能できた。はじめて観たという人でも「きれいな足の運びでしたね」「地謡の声が見事だった」「なんかぼおっとしながら観てしまいました」などという感想を漏らしていた。11月1日は佐賀城本丸歴史館での薪能「土蜘(つちぐも)」だ。ぜひ観てみてほしいな。

ディレクターの話によれば、梅若さんの声はずっと一定でしかも同じ方向に出ているのだという。だから、ミキシングルームで音量の調整をしなくて済むという。
さらに、別のスタッフが言うには、梅若さんは歩き方も一定なので、歩いていても、体の高さが上下しないらしい。歩き方や話し方の人間国宝なのでもあった。

今日の一曲 
「全力少年」 スキマスイッチ CD番号AUCK-19007  

スキマスイッチはケツメイシを並んでいつの間にかとてもビッグになったような気がする。ディレクターが1年以上前から「スキマスイッチはいい!かけてみたら?」といっていたのを半ば聴き、半ばムシしていたのだが、今年に入ってついに僕も陥落した。スキマスイッチはいい、のである。
しかも「奏で」「全力少年」などとタイトルもいいと思う。

こないだ中学校の運動会を観にいった。準備運動の曲がこの「全力少年」だった。いまやラジオ体操第一よーい ではないのだった。「あのころ、僕らは全力で少年だった〜」と高らかにスキマスイッチの声は響いていたが、いかんせん、準備体操はストレッチで、中学生たちは曲に合わせるでなく、なんとなく体を曲げたり伸ばし
たりしている。「全力少年」というよりは、「脱力少女」だった。
ディレクター Ayu嬢のアフター ザ ブレイク

能の世界に入ると、幽玄という言葉がまさに相応しい凄みを感じる梅若さん。でも今回のラジオの収録の時にはとても気さくにどんな質問でも答えてくださいました。
能面をかぶると本当に視野がぐぐっと狭くなるんですねぇ。古くから伝わる日本の伝統芸能ですが、電気もない昔はどうやって人々が楽しんだのだろうという長年の私の疑問がきょうのラジオで氷解しました。所作の美しさ、見習いたいけど、私の場合はその前に乗り越えなくてはいけないハードルがたくさんありそうです、うぅ。
webmasのアフター ザ ブレイク

梅若六郎さん、スタジオの中でお話をされている姿も歩いていらっしゃる姿も全部「絵」になるかたです。
能について何も知識がなかったので、ホームページでいろいろ調べてみました。
「能は約600年の歴史を持ち、舞踏・劇・音楽・詩などの諸要素が交じりあった現存世界最古の舞台芸術です。主人公のほとんどが幽霊で、すでに完結した人生を物語る、それが中心になっている不思議な演劇です。」とありました。
「能・狂言ホームページ」より これだけ読んでもなんだか面白そう・・・。
他にも「社団法人 能楽協会」のホームページがあります。


能という世界に触れたことがないwebmasですが、この機会にぜひ観たいと思います。
梅若六郎さんのホームページはこちらです。
http://www.noh-umewaka.com/

催 名:佐賀城本丸薪能
日時  平成17年11月1日(火)午後7時開演
会場  晴天時 佐賀城本丸歴史館内庭 御座間東側(芝能)

 雨天時 佐賀市民会館ホール
入場料  指定席 5,000円 自由席 3,000円(予定)
主催  佐賀市商工会議所会頭を実行委員長とする「佐賀城本丸薪能実行委員会」
演目  解説「本日の能について」米倉 利昭氏(佐大名誉教授・長崎純心大学大学院教授)
 舞囃子「高砂」森田 宰永師ほか
 仕舞「松風」井内 正浩師ほか 
 「船弁慶キリ」鷹尾 祥史師ほか  
 狂言「清水」野村 万禄師ほか 
 能「土蜘」梅若 六郎師ほか

次世代を託す子供たちに、感性豊かな国際人に育つ一つの出会いとなることを期待して、小・中学校生を対象に、能楽教室を以下の日程で実施します。 「能」という古典芸能との出会いを通じて、伝統の「心」に触れる一時を供します。
日時  10月7日(金)  14:30〜16:00 勧興小学校「能を体験しよう!」
出演  梅若六郎師ほか
内容  (1)能装束付け実演解説
 (2)ビデオまたはスライドによる能面解説
 (3)囃子(笛・小鼓・大鼓)のレクチャー
 (4)素囃子(囃子方のみの実演)
 (5)仕舞 梅若六郎師(土蜘)

Ayu嬢とwebmasのイラスト:田中むねよし氏作 むねよし.com



 radio@nbc-saga.jp  FAX 0952-25-5650

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